ANSYSによるMediniの買収によりシステムシミュレーションは更に発展

※この記事は、エリック・バンテニーが2016年11月3日に投稿したものを日本語に翻訳したものです。

私たちは長年に亘ってシステム全体をシミュレーションすることの必要性を大いに論じてきましたが、今やその必要性は明らかとなっています:よりスマートでより複雑になった製品に対して、コンポーネントやサブシステムのシミュレーションのみでは欠陥を発見するには不十分です。自動車は”車輪のついたコンピュータ”となり、モバイル携帯は数年前のデスクトップPCよりも多くの計算パワーを持ち、製品もこれまでにない形で故障するようになりました。言い換えれば、システムの安全性および信頼性解析は、以前よりも重大な意味を持っています。

ANSYSは、業界をリードするシステムシミュレーション製品をお客様へ提供し、お客様はハードウェアや電子回路、ソフトウェア集約型のシステム、コンポーネントの詳細なエンジニアリング開発用にANSYSの包括シミュレーション・プラットフォームを用いています。このソリューションを更に強化するために、システムの安全性と信頼度解析ソリューションのリーディング・プロバイダであり、ドイツのベルリンを拠点に世界中にお客様を持つKPIT medini Technologies AGをこの度買収しました。

mediniの製品は、お客様の機能安全や信頼性工学と品質分析に関わる、重要なシステムズエンジニアリング・プロセスの合理化/促進/自動化を支援しています。製品には、ハザード分析とリスクアセスメント(HARA)、故障モードと影響分析(FMEA)、フォルトツリー解析(FTA)とハードウェア、電子機器およびソフトウェアに対する安全性分析機能が含まれています。
これらの手法自体は、これまであちこちに散在していましたが、mediniの革新により、これらの全ての成熟したアプローチを、モデルベースのアプローチで統合的に用いることができます。これらの手法を駆動する重要なプロパティは、自動車のシステムモデルのアーキテクチャおよび設計モデルの不可欠な要素となるため、安全と信頼性はそのモデルの重要な観点です。

image001システム・シミュレーションモデルベースのmedini

ANSYSとmediniが互いに協力し合うことによって、お客様はシステムズエンジニアリング・プロセスを管理しながら、単一の包括プラットフォーム上で詳細なサブシステムおよびコンポーネント・エンジニアリング開発を行うことができ、機能安全、信頼性と品質目標をより速くより低コストで達成することができます。お客様はより効果的に自身のシステムズエンジニアリング・プロセスを管理しながら、より速く、より低コストで機能安全、信頼性と品質目標を達成する単一の包括プラットフォーム上で詳細なサブシステムおよびコンポーネントのエンジニアリング開発を行えるようになりました。

「3Dおよびシステムシミュレーション実行の70パーセント以上は、コンポーネントおよびシステムの故障モードを除去するためにしている」とお客様は言っています。mediniが文書化を促進し、故障モードとその影響を徹底的に分析する一方で、ANSYS&mediniのシームレスな統合により強力な総合システム・セーフティ・エンジニアリング環境を提供します。

スマートエネルギー・システム、無人航空機、先進運転支援システム(ADAS)や、よりグローバルに、自律走行車両に対する自動車産業の挑戦などの大変刺激的な新規開発は空前の機会を作り出しますが、同時に膨大なエンジニアリング上の課題も作ります。

ANSYSのユニークな3Dシステムシミュレーション・プラットフォームと、mediniのクラス最高のシステム安全解析ソリューションの結合は、お客様の開発努力を強化すると共に、熾烈な競争が行われている市場での製品差別化を支援するものです。

(記事参照元)
Systems Simulation Advances With ANSYS’ Acquisition of Medini

また、詳細は下記プレスリリースもご覧ください。
ANSYSがKPIT medini Technologiesを買収

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